こんばんは。
the dog SPACE , 馬場はる香です＾＾
先日のうにまるくんのお散歩レッスン。
お散歩デビュー時は、 しっぽがクルッと丸まっていましたが、
今はこの通り、 自分の足で一歩ずつ歩けています。
ワクチン接種前には抱っこでのお散歩をしてもらっています。
“ 犬の社会化 ” という言葉はかなり浸透してきているので、
ワクチン前の抱っこ散歩 をされている飼い主さんも多くなってきました。
うにまるくんももちろん、 ワクチンが完了するまでは抱っこでお散歩。
特に都会で生活している犬たちの場合は、
なるべく早くから外での刺激に適応出来るように準備したいものです。
音、 人通り、 その他周りの環境も刺激だらけですからね！
このような外気浴は成長中の身体にも大きく影響しますし、
( 成長後ももちろんです )
見て、 感じて、 自ら考えて行動する外の世界は
精神面での大きな成長に繋がります。
足元がボコボコしている公園内のエリア。
“ なに？このかんかく・・・ちょっとへんなかんじ！ ”
経験したことのないものは特に、 成犬の場合でもそうですが
“ 犬のキャパに合わせた社会化 ” を心掛けましょう。
愛犬の状態をしっかりと観察して、 極度の恐怖は与えない。
キャパオーバーの状態で経験させる社会化は、
逆に犬にとって嫌なイメージを植え付けるものになってしまうのです。
“ な〜んだ！へいき！”
足元のボコボコエリアも問題なし！
最近は “ 犬の社会化 ” という言葉が一人歩きしているように感じていて、
本当に大切な “ 犬自身がどう感じているか？ ” という部分が
すぽっと抜けてしまっているような気がしています。
「 色々と経験させるから良し？ 」
犬が苦手だから、 犬のいる場所へ出来るだけ多く連れ出すとか。
人が苦手だから、 手からおやつをあげてもらうとか。
音が苦手だから、 工事現場や商店街を歩かせてみるとか。
そういった “ やりすぎ社会化 ” にばかり目が行ってしまって、
肝心な部分を見過ごしているように思えるのです。
社会化はやれば良い！というものではなくて、
常に “ 愛犬がどう感じているか？” を見極めなくてはいけません。
その状況下で 「 出来ているから良い 」 のではなくて、
その 「 出来ている」 状態が果たして良い状態なのか？を
飼い主 ( もしくはトレーナー ) がしっかりと判断して、 対応する・・・
それが一番大切なのです。
なので、 例えば。
苦手な場所でおやつが食べられたから乗り越えられた！とは、
一概には言えないということです・・・＾＾；
“ どういう状態で食べられたか ” に着目しましょう。
トレーニングのやり方はドッグトレーナーによっても異なりますし、
あれが良いこれが悪い！と決めつけることでもありません。
しかし“ 犬の状態を見て、 キャパに合わせた社会化 ” を行っていると
犬たちの見せる表情がまず変わってきます。
キャパに合わせた社会化を行うということは、
犬たちが自分自身で考えて、 その困難を乗り越えることが可能だからです。
キャパを超えなければ、 更にはそのキャパを見極めてくれる飼い主の元であれば、
犬は常に安心感を抱いた状態で乗り越えることが出来ますし、
それによって飼い主との絆もグンと深まります。
犬には常に、 このような “ 安心した状態での社会化 ” が必要なのです。
「 この人、 分かってくれてる！」
そんな風に犬たちに感じてもらえるように・・・
キャパオーバーの中での社会化は犬たちを混乱させ、
人間側が一方的に “ 出来たつもり ” になっていることも少なくはありません。
もし、 いつまでも犬の状況が変わらない場合。
それはもしかしたらその子にとってのキャパオーバーの状態・・・
見直してみることをオススメします。
社会化させなきゃ！ 慣れさせなきゃ！
そこばかりに注力を注ぐのではなくて、
少しだけゆる〜く、 犬ペースでまったりと。
それくらいの心持ちが犬の成長を確実なものにしてくれます。
焦らず、 焦らず。
最近の私自身のテーマでもありますが・・・＾＾；
ゆったりと過ごせる犬たちが増えますように。
本日の記事は以上です。
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