こんばんは。
ドッグライフコーディネーターの
馬場はる香です。





直接会話をすることが出来ない
犬たちとのコミュニケーションには、
おやつを使ったものが多く存在します。


前回のブログはコチラから
http://the-dog-space.com/training/5068/



おやつを使うことで
犬のモチベーションを高め、

苦手なものを克服させたり
困った行動を出させないように
条件付けを行ってトレーニングしたり。

何かを教えたい時には
効率良く教えることが出来る!
そんな風に考えられているからです。



食欲が強い子は特に
『 おやつを取り入れることで
成果が早く出る! 』 と・・・
言われることもありますし、

実際そういう子におやつを使うと
“ これでもか!!! ” と
こちらに集中するような素振りを
見せてくる子が多いです。

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“ だってそれ欲し〜いもん! ”





一見 “ 有効的に使える ”
犬へのおやつトレーニングですが、
ちょっと別の角度から眺めてみると
おやつを与える側の人間と
おやつをもらう側の犬との間 
ちょっとした不一致が存在している
ことに気づくことがあります。



ご褒美として与えているおやつが
その意味を成していなかったり、
そもそものご褒美の意味合いが
犬との間でズレてしまっていたり・・・



ご褒美のおやつが
有効的であればあるほど、
その意味や用途を
しっかりと見極めていきたいもの。



今日はそんな不一致について、
私なりに感じている部分を
一つずつご紹介していきたいと思います。



あなたとあなたの愛犬
の場合はどうでしょう?
イメージしながら
読んでみてくださいネ^^





《 おやつに頼ってませんか? 》

おやつを使ったトレーニングは
犬のモチベーションをUPさせる
ことが多いです。



そこで注意しておきたいのが

・その行動が、 単におやつに
気を取られて行っている行動なのか?

・犬が自主的に考えた結果の行動なのか?

しっかりと見極めるということ。



食欲が強ければ強いほど
集中してくれる子が多いですが、
果たしてそれが何に対する集中なのか? 
犬の意図を見ていく必要があります。



犬の目線の運び方や、
おやつがある時とない時の
反応の仕方の違い。

本当は何に対して
集中する素振りを見せているのか?

また、 あなた自身が常に
おやつに頼っていないかどうか?
なども重要な判断ポイント^^



『 困った行動を直したい! 』

そんな思いが先行してしまうと
ついつい何かに頼ってしまう
ことが多くなりますし、
それがおやつである場合が
非常によくあるケース。





なぜなら 犬の意識を向けやすい から!


犬の注意を引きやすいからこそ
必然的に使うことが多くなりますし、

それが習慣化してしまうことで
おやつを与えるタイミング〜! とか
犬の意識をこちらに向ける〜!
なんてことにばかり
気を取られてしまい ( 笑

“ 犬の気持ちを汲む ” という
一番肝心なポイントを
スルーしてしまいがちになります。



おやつはあくまで
ご褒美として存在するもの。

それがキッカケとなってしまっていたり、
おやつありきの行動なのであれば
それは全く意味がありません。





褒めるタイミングや
犬をこちらに集中させること〜よりも・・・

“ なぜ犬がその行動を見せるのか? ”
犬の行動の前後をしっかり観察し、
困った行動を見せている理由を探る。
まずはここに意識を向けていきたいですね。



おやつに頼っているあなた・・・
まずはおやつを全てなくし、
犬自身が見せる行動を
今一度整理してみましょう!



行動の理由や意味が分かって初めて、
おやつを使ったトレーニングに
移行することが出来るからです。



・・・というよりも、
行動の意味が分かれば
おやつはほぼ使わないです^^;



続きはまた次回!





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