愛犬のその行動・・・実は。

こんばんは。

犬のしつけ出張トレーニング
the dog SPACE , ドッグトレーナーの馬場はる香です。

今日から９月がスタートしましたね。
気づけば今年もあと４ヶ月・・・
夏が終わるなんて信じられません！！！
今年は夏らしいことをほとんどしなかったな〜
でも きなこが健康であればそれで良し！です。
＾＾

今日は “ 動物の５つの自由 ” の５番目、

自然 ( 正常 ) な行動をする自由

を考えていきたいと思います。

みなさんが思う “ 犬にとっての正常な行動 ” って、
どんなものが考えられますか？
普段、様々なシチュエーションで見せる愛犬の様子を
ちょっと想像してみてください。

家の中
お散歩の時
知らない場所
人混み
大きな物音がする場所
他の犬がいっぱいいる場所

それぞれの犬によって異なりますが、
あなたの愛犬はどんな行動を見せるでしょうか？

吠える？
固まる？
飛びつく？
威嚇する？
オシッコを漏らしちゃう？
逃げる？
嬉しくてハイテンションになる？

うちのきなこは根っからのビビリなので、
“ 吠える ” や “ 逃げる ” が多いですね。
ほとんどの場面で見る行動です。

実はこれらの行動・・・

全て “ 犬にとっての正常な行動 ” と考えることが出来ます。

え？

吠える とか 威嚇する とか・・・

明らかに “ 問題行動 ” じゃないの！？

そう思われる方もいるかと思います。
だって、人間側にしてみれば迷惑な行動ですもんね。

でもちょっと、 犬の立場 になって考えてみてください。
( 私がいつもブログでお伝えしている大事な部分です・・・)

犬は人間の言葉が話せませんし、
物事の捉え方や文化も異なります。
↓
これについては前回のブログにも記載しています。
http://the-dog-space.com/dogsmind/941/

人間側からするとえっ！？と思うような行動も、
犬社会では当たり前。

逆に、人間社会で当たり前と思うような行動が、
犬社会ではタブーとされる。

これって意外に多いんですね。

吠えるや威嚇する、そしてそれ以外の行動も全て
“ 犬の気持ちの現れ ” にすぎません。
犬世界では当たり前の行動なのです。

私たち人間がおしゃべりしているような感覚でしょうか。

無意味に吠えることはしませんし、
( 先天的な何らかの疾患で吠える行動を起こす子もいます )

理由なく威嚇したり、飛びつくこともありません。

愛犬の行動は全て

“ 自分の気持ちを表現している ”

正常な行動であると考えられます。

ここで大切になってくるのが、
私たち人間側の解釈と対応 です。

『うるさい！』と人間都合だけで怒るのではなく、
かと言って犬の気持ちを尊重しすぎて好き勝手させるのでもありません。

これでは人間側も犬側も、
両方にストレスが生まれてしまいますよね。
信頼関係も崩れてしまいます。

その代わりに・・・

なぜその行動が起こっているのかを特定し、
その理由に沿った正しいしつけを行うこと

がお互いの関係を壊すことなく、
且つストレスなく事を運ばせることが出来る方法です。

ついつい『あれもダメ、これもダメ』と目を光らせてしまいがちですが、
その前になぜその行動が起こっているのか？
愛犬の “ 心の声 ” に目を向けることがとっっっっっっても大切 なんですね。

“ 問題行動 ” ( 犬側からしたら “ 問題行動 ” ではないのですが・・・ )で
お悩みの飼い主さま。

その行動はなぜ起こっているのか？
どんなタイミングで起こっているのか？
いつから起こっているのか？

一度犬の立場になって考えてみると、
問題解決のヒントが得られるかもしれません＾＾

本日の記事は以上です。

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