こんばんは。
ドッグライフコーディネーターの
馬場はる香です＾＾
先日、 近くの配送センターまで
荷物を出しに向かっていると
ワンッ！ワンッ！ン〜ワンッ！
ワンワンワンワンッ！
・・・結構激しめに吠える犬の声が
どこからか聞こえてきました。
進行方向に向かうにつれて
その声がだんだん大きくなってきて、
「 どこから吠えてるんだろ？ 」 と
気になって周りを探し歩いてみると
( 不安げな鳴き声だったので・・・ )
辿り着いた配送センターの入り口に、
リードをくくりつけられている一頭のダックス。
そう、 この子が声の主でした。
お散歩ついでに寄ったのか？
その子を入り口のポールに繋いで、
荷物を出しに来たと思われし女性が
中でやりとりしているのが見えます。
私もその入り口から中に
入りたかったんですが
“ こ、 こっち来るなよ！！！！！ ”
とあまりにも緊迫した表情で
吠え続けるダックスを目の前に、
近づけるはずもなく・・・
怖いよねーーー > <
不安だよねーーー > <
飼い主さん、 何してるのーーー
( 私の心の声 )
目の前の道路では
数人の子供 ( ５才くらい ) が
ボール遊びをしたり
縄跳びしたりして盛り上がっていて。
その動きにも興奮しちゃって、
落ち着けるどころかますます吠える、 吠える。
もう自分では抑えられない状態。
突発的で不規則な動き、声の出し方をする子供。
怖がりな犬の不安を煽ってしまうことがあります・・・
なんでこんな敏感な子を
何が起こるかも分からない場所に
放っておけるのーーー
( 私の心の声 )
↑
どんな犬であってもNGだけど。
ん〜！
他に入り口はないかな〜？ ( 焦 )
とその場を離れようとしたその時、
吠え声に気づいた飼い主さん登場。
良かった〜
と思った次の瞬間・・・
『 コラッ！！！！ダメでしょ！！！』
『 いけないっ！！！』
( やっぱ、 怒っちゃうんだ・・・泣 )
すごい剣幕でリードを
引きながら叱りつけ・・・
ダックス唖然・・・
耳倒して、 白目出して萎縮。
“ だって、 だってね？ ボク不安で怖くてね・・・ ”
( と言ってるかは分からないけど、 そんな感じの表情 )
怒られて戸惑いながら
しっぽを振って媚びるダックスに対して、
『 そうやって吠えるともう
お散歩連れてこないよ！！！』
と最終警告的なお叱り。
飼い主さんの興奮が連鎖して
反応しやすくなったダックスは、
チラチラ目に映る子供の動きにまた、
ワンワンワンワンッ！！！
↓
それを見てまた 『 ダメ！NO！』
↓
「 あぁ〜！ワンワンだ〜！」
と近づく子供の声にまた、
ワンワンワンワンッ！
↓
『 NO！！！！！！！！！』
怖くて吠えてるだけですよぅ ( 泣 )
それを守ってあげられるのはあなただけ・・・
( 私の心の声 )
こんなやりとりが結構続いてて、
早くその場から離れてあげてよ〜と
ただただ願うしか出来ず、
最近結構目にするこういう状況に
チーンと悲しくなりながら帰宅・・・
って都度悲しんでても
しょうがないわけで、
こうやって記事にして
皆さんにお伝えしてます！
いつも吠えちゃうたびに
イケナイ！って・・・
きつく叱られてるんだろうなぁと。
日々のやりとりを勝手に
想像してしまう私なのでした。
人にとって厄介に感じてしまう
これら犬の困った行動。
特に “ 吠え ” のお悩みは
目につきやすい行動でもあるので、
怒っちゃう飼い主さん結構多いです。
先日参加したイベントでも同じように
感じたことをブログに書きましたが・・・
http://the-dog-space.com/dogsmind/5547/
犬が苦手に感じてしまう場面や
ソワソワしやすい状況では特に、
犬が何に不安を抱いているのか？
一連の行動を先読みして
犬が落ち着けるような環境作り
を意識することが何よりの策です。
犬が吠えたことを ⇒ 叱っても、
それは飼い主さんの感情の押し付け
になってしまうことがほとんどで、
犬が苦手を克服出来るか？っていう
肝心な部分を考えていく術としては、
程遠いものがあります・・・
↑ のダックスのように
飼い主さんの興奮やソワソワが伝わって、
落ち着くことすら出来ません。
不安な時に見せる犬のシグナルに
ちょっと意識を向けてみて
「 こういう時にコレ、やるな 」
を記憶しておくのが、
まず私たちに出来ることの一つ。
・舌をペロッ
・顔や体を背ける
・あくびをする
・片足を上げる
・白目を出す
・( 興奮して ) 目が見開く
・ハァハァパウンティング
・怖いものから目が離せなくなる
⇒ この後吠えるキッカケにも ( 口がしぼみ始める )
・( 興奮して ) しっぽブンブンふる
⇒ 嬉しい時だけじゃありません
etc
シグナルを探ることで
「 あ、 ソワソワしてるんだ 」 と
犬の気持ちを先読み出来ますし、
先読みができれば
その前に何らかの対処が出来る。
何らかの対処としては
その場を離れたり、
距離を取ったり、
飼い主さんが間に入ったり。
ソワソワしなくて良いように
犬を落ち着かせてあげること＾＾
これが 困った行動が起こってしまう習慣を
やんわり減らしていくキッカケ になります。
“ 嫌だな ” のシグナルを
飼い主さんが気づかなかったり、
無意味に怒ってしまったり。
それが毎回積み重なることが
困った行動の習慣に・・・
習慣になってしまうと
これらのシグナルをすっ飛ばして、
苦手なものが目に入った
とたんに急に吠えちゃったり、
突進しようとしてしまうようになったり。
嫌だ！って言っても通じないなら
吠えたれー！威嚇したれー！って
犬も最終手段に出ます、 よね。
気づかなかった私たちにも
大いに原因あり、 なのです。
その場合はもっと十分な距離を取って
シグナルを読む
↓
回避準備 ( 声を掛けたり )
↓
回避する
↓
落ち着いていられる
の経験を積ませてあげること。
ここから初めてみてください＾＾
怖いものをただ落ち着いて
“ 見る ” も立派な成長・・・
犬のシグナルの具体的な読み方、
回避のポイントなどは
こちらの教室でも実践しています。
⇒ https://goo.gl/33CcpQ
今月の開催日は
６日 ( 日 )
９日 ( 水 )
２０日 ( 日 ) です。
『 うちの子のシグナルを読んでみたい 』
『 実際に練習してみたい 』
『 お散歩の様子を見て欲しい 』
そんな方はお気軽に
ご参加くださいね＾＾
今日もお読み頂いて
ありがとうございました！
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