【 噛みつく犬との生活改善。】

こんばんは。
ドッグライフコーディネーターの
馬場はる香です＾＾

ベッドで噛むようになってしまった
トイプードルの男の子。

初回カウンセリングを受けて
飼い主さんに実際にして頂いたこと、
この子の行動の変化を
ご紹介していきたいと思います。

カウンセリング情報
は前回のブログから＾＾

前回のブログはコチラから
⇒ http://the-dog-space.com/dogsmind/5312/

ベッドで噛むようになってしまった
トイプードルの飼い主さんにしてもらったこと

① 不必要な接触を避ける

定年退職されたご夫婦お二人と
犬の３人で暮らしている飼い主さん。

一緒に過ごす時間は
十分に取れていましたが、
家ではほぼママが抱っこで、
撫でたり、ブラッシングをしたり
というコミュニケーションがメイン。

「何かしてあげたい」と
常に気を配っていたそうです。

それが愛犬への愛情表現
のつもりだったのですが、
最近はベッド以外でも
噛むしぐさをみせるように。

カワイイからこそ！
だとは思うのですが、
常に犬の様子が気になってしまい

ベッドから移動しようとしたり
おもちゃ遊びを始めるタイミングで、

「どこに行くの？」
「それで遊ぶの？」
「ママと遊ぶ？」

など
頻繁に声を掛けている点
も気になりました。

カウンセリング中はしばらく
抱っこと声掛けを
控えてもらい様子を見ると、

初めは抱っこをせがむものの、
おもちゃやガムで
一人遊びを始めたり、
自分のベッドで休んだり・・・

こちらが関与しないことで
“ 一人の時間 ”
を過ごせるような場面も。

一緒に寝ることや日中の抱っこ、
撫で続けるコミュニケーションを
極力なくしてもらうように
お願いしました。

飼い主さんにとっては
寂しかったかもしれませんが m(__)m
まずは犬が平常心で過ごせるよう、
お互いの関係性を
見直していく必要があったからです。

“ 犬と穏やかに暮らしていく ”
ためには
( ここを、みなさん求めていると思うのですが )

愛犬との時間の過ごし方が
自分本位になっていないか？

その子の性格や生活スタイル、
その時の気分などを汲んで
犬とうまく距離を保つ
ことが必要かなと思います。

カワイイカワイイ ♪と扱うことだけが、
犬への愛情表現ではありません。

時にそっとしておいたり、
お互いがそれぞれ
何かに没頭する時間を
意識的に作ってみたり。

ベタベタ接しない時間も、
穏やかな暮らしを
作るキッカケとなりますし、
自然体で居られる関係性
にも繋がっていきます。

犬って基本的に、
ベタベタ触られることが
苦手だったりしますしね。

“ 一人で過ごしたい時もある ”

「こう過ごしたい」
犬との生活は
私たち飼い主の欲を
ついつい通してしまいがち。

逆に犬がしたいこと
に気づいてあげられているか？
時々振り返ってみると
良いと思います＾＾

人間側が良かれと思って
している愛情表現は、
必ずしも犬が求めているもの
とは限りません。

実はソレ・・・
犬にとってみたら嫌だった！

そんな経験が積み重なることで
犬の気持ちを無視することになり、
信頼関係が崩れてしまったり
不安症や過度な依存を生んだり。

最終的には噛む・吠えるなどの
困った行動に繋がるケースも
とっても多いのです。

今回の飼い主さんの場合、

撫でたい
抱っこしたい
行動を把握したい　

という欲が
知らず知らずのうちに
犬に対する過度な接触
となってしまい、

この子の時間の過ごし方を
半ば強制的に制限して
しまっていたのかもしれません。

初めは唸るだけだったのが、
「飼い主さんが分かってくれない」となれば
鼻にシワを寄せて「嫌だよ」の意思表示。

それでもこちらがし続けることで、
歯をむき出して噛むことに繋がります。
犬はきちんと段階を踏んで、
気持ちを伝えてきてくれているんです。

その意図を汲んで、
犬が嫌なことをしない
環境づくりを心がけたいものです。

不必要に触ることを
避けてもらうことで
“ 噛む習慣 ” が減り、
部屋で寛いで眠る時間
が少しずつ増えてきました。

寛いでいるというのは
身体の力が抜けて
リラックスしている状態。

今まで寝ている前を通ると
唸って飛びかかってきたのが、
今はそのまま寝ているそうで＾＾

同時にボディランゲージを
読む習慣をつけてもらい、
犬が不快に感じない触り方や
ケアの仕方をアドバイス。

触られるということに対して、
フラットな状態で
受け入れてもらえるよう
今も意識して取り組んでもらっています。

次回はポイント２番目・・・
飼い主も犬も、ゆったり散歩
についてお話していきます。
お楽しみに！

＊愛犬のお悩みご相談ください＊

☑ しつけ教室に通ったけどなかなか改善しない
☑ しつけの方法自体に納得がいかない
☑ 自分の犬に合ったコミュニケーションの方法が知りたい
☑ 愛犬と一緒に成長していきたい
☑ 犬に負担のないコミュニケーション方法を習得したい

などなど・・・

愛犬と穏やかな生活を
過ごすための秘訣や、
コミュニケーション方法を
個別にアドバイスいたします。

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