" 慣れさせる " のではなく" 慣れることが出来るような " 状況を意識する

今回のブログ記事、題名が長い・・・笑

新潟滞在中のきなこには、
ひたすら好きなように過ごさせました。

“ ここなら落ち着ける〜 ”

なかなか落ち着けない状態にある犬の場合、
状況にもよりますがある程度の判断は
犬自身に任せた方が良いことが多いです。

「それじゃあ、犬が好き勝手して大変だ！」

そんなことを言う人もいると思いますが、
犬は理由が無ければ “ 好き勝手 ” することはありませんし、
もし好き勝手されて困るようであれば
その対象物を取り去るなどして予防をすれば良いだけのこと。

不安な時や落ち着かない時は余計に、
“ 好き勝手 ” し易い状態にあることもお忘れなく・・・

マーキングや執拗なマウンティング。
過度な興奮による家中の破壊行為や要求吠えなど。

ただ一概に困った “ 好き勝手 ” と判断してしまわないことが大切。
安易な判断は愛犬を苦しめる結果を生むこともあります。

不安定な状態にある犬に
「あれはダメ、これはダメ」 と・・・
こちらが決めつける指示をしてしまうことは特に避けましょう。

「あーだこーだ！」人が介入して何かをさせようとしてしまうと
かえってそれが変な興奮を引き起こしてしまったり、
余計な不安を与えてしまう場合があるからです。

あまりにも大きなパニックに陥っている時は別ですが
犬自身が “ 自分で腑に落とすことが出来る状態 ” に持っていけるまで、
様子をただ見守るようにすることも大切なフォローの一つ＾＾

“ 前方には毛糸くん・・・”
毛糸くんのリードを持つ母のことは大好きなので、
近づきたいんだけど毛糸がいるからこれくらいの距離で・・・

“ やっと近づけるようになってきた〜 ”
視線の先には母・・・笑

ちょっと余裕が出てきた。
状況が理解出来るようになっています。

“ 毛糸くんが後ろにいても大丈夫 ”
過度に怖がったり、弱気になっていたりはしません。

お散歩終盤。
もう、全然へっちゃら！

このお散歩中は特に何の指示も出していません。

基本的には “ きなこの好きなように歩かせて ” 、
自分で考えさせて、ただ私は後をついて歩きながら
状況に合わせてフォローをするだけです。

毛糸くんが急に近づいてきた時、間に入って壁を作ってあげるとか。
どこかで大きな音がした時、気持ちを紛らわせてあげるとか。
不安で歩けない時は歩けるように立ち位置を変えてみたり・・・

オスワリとかマテとか。
おやつを使って慣れさせるとか。

巷でよく言われているそんなことは、基本的にしなくていい。

「あれをしなきゃ、これをしなきゃ」

状況に慣れさせようとあれこれ手を尽くせば尽くすほど
その気持ちはいとも簡単に犬に伝わり、
良かれと思って行ったことも仇となってしまうケースが多い。

であれば 今の犬の心の状態 をきちんと読んで、
何かあった時に すぐにフォロー出来るように 心の準備をしておくこと・・・

そういう部分にこそ、労力を使っていただきたいな〜と思います！

ちょっと無理させちゃったかな？
長いお散歩、お疲れ様でした〜

犬にとって負担が少なく、自ら克服出来るようなフォローの仕方。
たくさんの飼い主さんに広めていきたい＾＾

次回も、きなこの帰省記録を書いていきたいと思います ♪
今日も読んで頂きありがとうございました！

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