こんにちは。
the dog SPACE , の馬場はる香です。



今日のブログでは犬と生活する上で大切な、
「してあげる」 より “ して欲しい ”
について犬目線で考えていきたいと思います^^





人間側が思う  「愛犬の為にしてあげたいこと」  と、
犬側が感じる  “ して欲しい ”  こと・・・



その間には時々、
ちょっとしたズレが生じることがあります。



可愛い愛犬のために!
と思ってしてあげたことが
実は、 余計なお節介 ( 笑 ) だったり・・・



逆に、 犬側がして欲しいと思っていることに
こちらが気づいてあげられなかったり・・・



言葉で気持ちをダイレクトに伝えられないから、
犬たちの表情やしぐさ、 行動でそれを判断するしかありません。



“ 犬の状態を見る ” ということはとても大切なことで、
これは “ 犬と会話をする ” ということでもあるんですね。



“ 状態 ” というのは・・・

しぐさ
表情
身体の動き
声       etc

よ〜く観察することで伺い知ることが出来ます。



◯◯ して欲しい
◯◯ して欲しくない



犬たちの気持ちを、 いかに汲みとってあげられるか?
それが犬たちとより良い関係を築くポイントになってくると思います。
“ 犬目線で ” 考えることが大切です。




・ せっかく買った、 可愛くてフカフカのベッドを使ってくれない
・ 効果があると聞いたアロマに、 全然興味を持ってくれない
・ せっかく用意した新しいキャリーバッグに入ってくれない
・ せっかく連れて行ったドッグランで、 楽しそうに遊んでくれない
・ 似合うと思い一目惚れで買った洋服を、 嫌がって着させてくれない
・ 気持ち良いはずのブラッシングをさせてくれない
・ 他の犬と仲良くさせたいのに、 近づこうともしない
・ 家族なのに、 触ろうとすると噛み付く
・悪いことをしたから怒っているのに、 呑気にあくびをしている

・ 可愛いから顔を近づけて頬ずりしたいのに、 プイッと顔を背ける


これらの

「 せっかく ◯◯ ちゃんのためにしたのに、 応えてくれない!」 

現象は、 よくある例です。



良かれと思ってしてあげたこと、 してあげたいこと。
なのに全然、 喜んでくれないし・・・



「 何で????」




そんなズレが日常生活の中で起こってきます。



そんな時は、 ちょっと犬の目線で考えてみることをオススメします。
「 何で???」 という人間側の疑問は、
「 当たり前だよ」 という犬側のごく普通の気持ちだったりします。



人間と犬とでは、 判断基準が違うことが多い からです。





・ せっかく買った、 可愛くてフカフカのベッドを使ってくれない

“ フカフカなんだけど実は、 底の部分が薄くて寝づらい・・・”
見た目よりも、 寝る時の体勢、 寝心地も確認してみましょう。



・ 効果があると聞いたアロマに、 全然興味を持ってくれない

“ その匂いが強くて臭いやつ、 近づけないで!何それ? ”
アロマ自体が苦手な場合も。
全ての子にリラクゼーション効果があるわけではなさそうです。




・ せっかく用意した新しいキャリーバッグに入ってくれない

“ 何でそれに入らなきゃいけないの?入ったことないし、怖いよ・・・”
バッグに入ったことがないのであれば、 まずは入る練習を。
大きさや素材、 形状・・・愛犬によっても心地良いと感じるものは異なります。



・ せっかく連れて行ったドッグランで、 楽しそうに遊んでくれない

“ 前にいろんな犬に追いかけられて、 もうこの場所が怖いんだけど。

全ての犬が “ ドッグランが好き!楽しい! ” というわけではありません。



似合うと思い一目惚れで買った洋服を、 嫌がって着させてくれない

“ もともと、 そんなの着る習慣ないし・・・第一、 動きずらいんですけど! ”
犬には洋服を着る習慣がありません。
どうしても着せたいのであれば、 動きやすさなど機能性も考慮しましょう。



・ 気持ち良いはずのブラッシングをさせてくれない

“ 毛は引っ張られるし、 痛いし、 もっとゆっくり少しずつ慣らして欲しいんだけど・・・”
ブラッシングをする意味を、 犬は知りません。
初めは短時間から。無理のない範囲から慣らしていきましょう。
日常的なケアで毛玉を作らない、というのもブラッシング嫌いをなくすポイントです。



・ 他の犬と仲良くさせたいのに、 近づこうともしない

“ 他の犬が苦手なんです。 何でママは無理矢理近づけようとするの? ”
“ 犬同士仲良くする ” という概念は犬にはありません。
それを見たい!という人間側の勝手なエゴなのかもしれません。



・ 家族なのに、 触ろうとすると噛み付く

“ 身体に痛いところがあって・・・触られるのが怖いだけ。 ”
触られたくない理由は何なのか?
身体の状態や過去のトラウマなど。見直してみましょう。




・悪いことをしたから怒っているのに、 呑気にあくびをしている

“ 何で怒ってるの?ちょっと居心地が悪いなあ・・・”
犬には時間的感覚がありません。
過去のイタズラを起こったところで、 犬は理解出来ないのです。
あくびは居心地が悪い時、 ちょっと戸惑っている時に起こる現象・・・
突然怒られたことに 「?」 と戸惑っている様子です。

ダメと伝えるのであれば、 イタズラをした直後に。




・ 可愛いから顔を近づけて頬ずりしたいのに、 プイッと顔を背ける

“ じっと見つめられること、 顔を急に近づけられること。
  これって犬世界ではタブーなんです。知ってた? ”
可愛くて頬ずりしたい・・・これは当たり前に感じる愛情表現ですが、
実は犬の世界ではマイナスの行動なんです。

私はどうしても頬ずりしたい時、 きなこに一度許可を取ってます ( 笑 ) 
「 ごめん、一度だけ頬ずりさせて!」 と伝えてから、 一瞬だけ、 ギュッとします^^




これが全ての理由ではありません。
その子の性格、 今までの経験から ◯◯して欲しい・して欲しくない は変わります。



言葉で気持ちのやり取りが出来ないからこそ
犬の目線で、 犬の常識の範囲で、 
「犬にしてあげたいこと」 を考えてみませんか?



本日の記事は以上です。



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