こんにちは。
the dog SPACE , の馬場はる香です。
前回のブログに引き続き、犬の食性から考える、
愛犬のための “ 良い食事 ” について書いてみたいと思います^^
犬の食性については、
ネットで色々な情報が交錯しています。
私もきなこの食事を考える時に参考にしようと調べたのですが、
犬は肉食動物だから、 野菜はあげちゃだめ!
とか
長い間人間と共存していたから、 ほぼ何でも食べてよし!
など。
相反する情報を目の前に、
一体どれを信じたら良いの???と
モヤモヤしてしまうことがありました。
それに。 日本の犬たちが一番多く食べているであろう
ドライフードの原材料を見てみても、
犬の食性に合わせ、 高タンパク ( お肉が多い ) !
とうたっているものもあれば、
様々な栄養を取り入れましょう!と
肉を始めとした野菜、穀物がまんべんなく入っている ものもあります。
獣医さんによっても、 その考え方って異なるんですよね。
じゃあ何をどうやって選べば良いの?
まずは犬の身体のつくりについて考えてみました。
自分の愛犬がどのような身体のつくりをしていて、
どんな食事であれば、 身体がすんなりと受け入れるのか?
それをある程度予測することが出来ますから^^
私たち人間も、 肉食動物も、 草食動物も。
それぞれ身体の特徴に合わせて、 食事の内容も異なります。
特に “ 歯 ” と “ 腸 ” を見ることでその食性が分かります。
肉食動物である猫やライオンは、
獲物となる動物を尖った牙で捕らえ ます。
ある程度の大きさまで引き裂いて、あとは丸飲み!
それに合った歯の作りをしています。
( 骨などの硬い部分は奥歯で噛み砕きます )
猫に歯を当てられると痛い、 ですよね。笑
鋭く尖っています。
from wikipedia
犬の場合はどうでしょう??
from wikipedia
人間と共存する過程において少しづつ変化し、
オオカミに比べると “ やや ” 雑食寄りの歯の構造 です。
草などををすりつぶす “ 臼歯 ( きゅうし ) ” が猫よりも多い。
割りと平ら、 人間の奥歯のような形状ですね。
野菜などの繊維質を、ある程度は吸収することが出来ると言われてます。
しかし尖った犬歯や、 大きな肉を切り裂く裂肉歯はそのまま。
この部分は肉食動物の特徴を残しています。
腸に関してはどうでしょう?
牛やシカのような 草食動物 はなが〜い腸を持ちあわせています。
食べた草を、 長い時間をかけて腸の中で発酵させるためです。
体長の10〜20倍の長さと言われています。
一方、 消化の良い肉をメインに食べる 肉食動物 の腸は
草食動物に比べると短く、 体長の4倍 ほどです。
繊維質の消化が得意でないのも頷けます。
犬はと言うと、 腸の長さは体長の5〜6倍。
肉食動物と草食動物の間、 ( ちょっと肉食寄り) です。
このように歯と腸の構造を見てみると、
“ 肉食動物寄りの雑食 ”
と考えることが出来るのかな? と個人的に考えています。
この食性を基本として犬の食事を考え、
さらに愛犬の消化能力や体質、 年齢などを考慮しながら、
その都度調整していくことが大切かなと思います。
肉食寄りだからと言っても、
肉ばかり食べると下痢をし易い子もいます。
逆に野菜を多く摂ることで
お腹が緩くなったり、嘔吐してしまう子もいます。
肉食、 雑食、 草食。
その部分にばかり目を向けるのではなく、
それを食べたらどう変化するのか?
うまく消化吸収出来ているのか?
愛犬の様子やウ◯チの状態などを総合的に見て、
食事の内容を調節してみて下さいね。
本日の記事は以上です。
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馬場 はる香