今回から、
犬の[ ストレススマイル ]について
具体的なポイントを挙げて
説明していきたいと思います。


前回のブログでも少し書きましたが
http://the-dog-space.com/dogsmind/6302/

犬のストレススマイルとは

・恐怖で目が見開く
・緊張で白目がチラチラ見え隠れする
・興奮して口角が開く など

犬が緊張したり、恐怖を感じている、また、
極度に興奮をしているような場面で見せる
” ストレス顔 ” のことを指します。


飼い主さんで
とても分かりやすい表現を
して下さった方がいましたが、
「顔が強張って力が入っている」感じ。
” 般若顔 ” と言っている方もいました。


これらの表情は
犬が緊張するような場面では
ごく自然に見られるもので、
” ストレススマイル自体が悪い “
ということではありません。


注意しなくてはいけないのは
愛犬がこういう表情を
見せているにも関わらず、
その状況に気づくことが出来ずに
そのまま放置してしまうこと。



犬同士並べての写真撮影会や
オフ会なんかでも
よくみられる表情ですね。
全ては何を優先するか?ですね・・・




笑顔にも見えてしまいやすいことから
” 私達が気づきにくいSOSのサイン “
であると考えています。


とても小さなサインなので
見過ごされやすく、
その場で固まり続けていたり、
恐怖や興奮で思わず吠えが出て、
逆に飼い主さんから叱られている
なんてことも非常によく見られます。



緊張、恐怖、興奮

これらの状況に晒され続けることで
コップの中の水が
最後に溢れてしまうように、
犬の心の状態も限界値に
達してしまうことがあります。


そうするとどうなるか?


平常心や冷静さを保つことが出来ず、
[ 吠え ]や[ 攻撃 ]など
私達が望まない犬の問題行動を
引き出してしまう原因が生まれます。


そう。
[ 犬の問題行動 ]と呼ばれるものは
こういう環境が原因で
引き起こされることがとても多いのです。



「楽しんでいる」
「嬉しそう」

愛犬の ” 笑顔に見える ” 表情が
見られた時はぜひ、
ストレススマイルじゃないかどうか?
も合わせて意識してみて下さい。


” 本当の笑顔との違い ” は何か・・・?
愛犬のためにもぜひ、
観察する癖をつけてみて下さい。





それでは、
ストレススマイルかどうか?を判断するには
どの部分を見ていけば良いのでしょうか。
写真と合わせてご紹介していきます。


ストレススマイルは
” 犬の表情筋 ” の動きに伴って変化する
目や耳、口などの個々のパーツから
判断していきます。

目、耳、口

この3点は一番観察し易い部分なので、
まず意識してみて下さい。



こちらの写真は先日インスタでUPした
私の愛犬きなことのお出掛け写真です。
海に連れて行った時のものですが
これは分かりやすい
写真じゃないかなと思います。


目、耳、口はどうなっているでしょう。
パーツごとに見てみて下さい。































どうでしょう?
笑顔に見えますか?それとも
ストレスを感じているでしょうか?





はどうなっているのか?
見開いている?リラックスしている?
白目は?大きさは?


の向きはどうなっているのか?
直立?横?後ろ?


や口角はどうでしょう?
閉じている?ガッ!と力が入っている?
舌はどれくらい出ている?色は?


実際に動いている犬を見るよりも、
まずはこうして停止画を見ると
パーツの一つ一つを見て取りやすいです。


ぜひ次回のブログまでに
この写真から読み取れそうな
きなこの心境を探ってみて下さい。


ご意見やご質問なども大歓迎です!
ご家族皆さんで考えて、
シェアしてもらえたらうれしいです。


次回に続きます。





the dog SPACE,
ドッグトレーナー
馬場はる香
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